キャンパス時代の友人との呑みは、当時からよく通っていた居酒屋でした。
その一角で、中野に言われました。
中野「いまどき、そんな手口に騙されるなんて、精子が脳に入ってしまったんじゃねぇのか?」
僕、唖然。
中野「ネットの危険性の知識ぐらい、持ってないと非道い目に遭うんだぞ。それは先渡し詐欺、ギフト券詐欺だよ」
みるみるうちに、血の気が引いていきました。
詐欺という言葉が、重くのしかかってきます。
中野「先払いって、どう考えたっておかしいだろう。風俗だって基本的に会って金を支払うものだぞ!それが会う前から要求なんて、不自然過ぎる。それに女が簡単にエッチさせてくれるなんて、どんだけウブなんだよ」
もう、肩身の狭い事…。
言われてみれば、その通りなのです。
セックス願望が強いため、美味しい話に踊らされてしまう。
はぁっと、深いため息をつきました。

 

 JKと大人的関わりを持つ危険性も、彼に語られてしまったのです。
リーマンが、逮捕され報道番組で流されてしまう。
これ、僕の人生が完璧に崩壊すると言うことです。
今更ながらにして、エッチしてはいけない年齢を確認した感じです。

 

 彼は言うのです。
中野「セフレが欲しいなら、ちゃんとしたやり方をしないとね」
僕「やり方?」
中野「杉本(僕)の利用した掲示板では、絶対相手は見つからない。詐欺や援デリの発生源だからな」
僕「それじゃ、どういう場所を使うんだ?」
中野「とっても真面目で高尚な出会い系サイトだよ。俺は学生の頃から利用しているけど、かなりの確率でズボれるぜ」
ここで彼は、残りのビールを一気に飲み干しました。
出会い系サイト…こちらを使えば、僕の求めるタダマンが手に入る。
目の前の霧が、蜘蛛の子を散らすように晴れ渡っていく気分でした。